みなさん、FITや蓄電池という言葉を聞いたことがありますでしょうか。

ご自宅で太陽光発電をされている方は、ご存じだと思います。

2009年に始まったFIT(固定価格買取制度)による10年間の買取期間が、2019年以降に順次終了していきます。11年目以降は制度の適用外となり、その後買取価格は大きく下がってしまいます。

例えば2009年に契約した場合、売電単価は42円/kwh。FIT期間は2019年まで続きますが、期間終了後には売電単価8円/kWh(2019年11月時点の関西電力買取価格)となります。

また、電気代には再生可能エネルギー発電促進賦課金というものが含まれています。これは、FITで電力会社が電力を買い取る資金の一部として、電気を使う全ての消費者が支払っている費用です。電気の使用量に応じて消費者が負担するもので、この金額も年々増加し、2012年度の0.22円/kWhから、2019年度には2.95円/kWhに急増。標準家庭(300kWh/月ほどの使用量)の年額にすると792円だったものが、なんと10.62円になっているのです。

では、余剰電力を無駄にしないためにはどうすればいいのでしょうか。対策としては、蓄電システムの導入や、電力会社の見直しが有効だとされています。

 

蓄電システムとは、電気を蓄えることができ、必要に応じてその電気を利用できるシステムのことを言います。基本的な仕組みとして、別途導入した太陽光発電等と組み合わせて利用する方法があります。そうすることによって日中に電気を生み出し、その電気の一部(余剰電力等)を蓄電池に蓄えます。 そして、太陽光等の発電が行われていない時に、蓄電池に蓄えた電気を取り出して利用します。

蓄電することにより、夜間でも活用することができ、また電気代の安い夜間プランの時間帯に電気を蓄え、蓄えた電気を日中から夕方の時間帯に利用して日々の電気代を節約することもできます。

また、停電時でも電気が使えるようになることから、非常用の電源として大いに活用ですることができます。したがって、夜間に停電が発生しても部屋の明かりをつけることができ、冷蔵庫やテレビも継続して使用することができます。もちろん、携帯電話やスマートフォンの充電も可能です。

しかし、蓄電池と言っても、電気を貯められる量は無限ではなく、ポータブル式や小型の製品では蓄電容量が少ないものもあり、製品によって電気を貯められる量は異なります。使った分は減るので、非常時に備えて蓄電しておく必要があります。

また電池ユニットの経年劣化にも注意は必要です。リチウムイオン電池は、充放電の回数に限りがあります。充放電回数の寿命を超えると、蓄電容量が徐々に減っていくのでいずれは交換が必要になります。メーカーによって保証期間や充放電サイクルの回数や残存容量が違うので、長く適切に使うことができる製品を選びましょう。

電力会社の見直しについて、最大のメリットは、今より安い電気料金が選べることです。新電力のほとんどは、大手電力会社よりも電気代が安くなるようなプランを出しています。使い方、使う量が全く同じでも、年間で数万円もの差がつくこともあります。

他には、電気とガスのセット販売や、電気と携帯電話、電気とガソリン、などといった様々なセット割りを販売しているところが多く、また、環境にやさしい再生可能エネルギーを中心としたエコな電気を購入できるプランも続々登場しています。このように、自分にあったプランを幅広く選択できるのも大きなメリットです。

しかし、電気料金プランによっては、1年以内に解約すると解約金がかかるプランもあります。契約期間や解約金・違約金の有無は確認してから申し込みましょう。