電気代の節約のために、普段どのような取り組みをされていますでしょうか。

その中の一つに、照明器具のLED化が挙げられます。

実際に、LED化によりどのくらいの節約になるのか見ていきましょう。

電球にはLED電球・白熱電球・電球型蛍光灯があります。

白熱電球の発光原理は、フィラメントと呼ばれる細い金属線を熱することによって光を発生させる仕組みです。非常に高温に強い金属の線で、電流を流すと2000℃以上の高温になって光を発します。

蛍光灯は、蛍光管の両端の電極にフィラメントが付いており、これを熱すると、電子が反対側の電へ放出される仕組みになっていて、 これがガラス管の中に充填されている水銀ガスにぶつかると紫外線を発生させます。 さらに発生した紫外線がガラス管の内側に塗られている蛍光塗料に当たることで、白色などの可視光(人の目に見える光)が発生します。

LEDとは、発光ダイオードという半導体の名称です。発光原理は、p型半導体(ホールが多い半導体)とn型半導体(電子が多い半導体)を接合したp-n接合が作られ、この素子に順方向の電圧をかけるとホールと電子はp-n接合に向けて移動し双方が結合して消滅します。このとき電子がエネルギーの高い状態から低い状態に移るので余ったエネルギーが光として放出されます。

白熱電球や蛍光灯は、電気を一旦熱に変えてから光を発生させる仕組みなので、その分多くの電力を必要としますが、 LEDは、流れる電気をそのまま光に変換する仕組みなので、たいへん効率が良いのです。

では具体的にどれくらいの差があるのか、電気代で比較してみましょう。

1日の使用時間を9時間、1kwhあたり27円(東京電力管内平均)

消費電力は白熱電球:54W、蛍光灯:11W、LED:7.8W で計算すると

白熱電球 393.6円

蛍光灯  96.1円

LED   57.6円

白熱電球はLED電球に比べて約7倍近くにもなることがわかります。

 

次に、寿命について比較してみましょう。

白熱電球 1,000~2,000時間程度

蛍光灯  13,000時間程度

LED   40,000時間程度

LED電球の寿命が、圧倒的に長いことがわかります。

 

最後に、購入コストについても比較してみましょう。

平均的な金額として、1個当たり

白熱電球300円 、蛍光灯1,000円 、LED2,000円 と設定すると、10年間で

白熱電球 6,000円~12,000円(20回~40回交換)

蛍光灯  2,000円(2回交換)

LED   2,000円(交換なし)

白熱電球は電気代だけでなく、購入コストも高くかかることがわかります。

 

蛍光灯とLEDに関しては、購入コストはあまり変わりませんが、電気代や取り換える手間などを総合的に見ると、やはりLEDが選ばれる理由がわかりますよね。その他のメリットとしては、頻繁につけたり消したりしても寿命が縮むことがない。衝撃などに強く壊れにくい。紫外線を出さないため虫が寄り付かない(室外にも向いている)。電気をつけるとすぐに明るくなる(明るくなるまでに時間がかからない)。費電力が少ないため、二酸化炭素の排出量が少なく環境に優しい。などがあげられます。

しかし、熱に弱いため、浴室など熱がこもる場所で使うと損傷する可能性がある(使う場所に向き・不向きがある)。白熱球や蛍光灯に比べて重量が重い。均一に光を放射できないため、場所によって明度が異なる。など、デメリットもあるため、購入する際には注意が必要となります。

LED電球を取り入れることで照明に使う電気代を節約することができますが、さらに電気料金プランを最適なものへ見直すことで、電気はもっと安くなるかもしれません。

電力自由化で電力会社を自由に選べるようになった今、電力会社やプランの見直しも一度考えてみてはいかがでしょうか。