オール電化住宅は電力自由化で注意が必要?

東京電力エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東))にお住いの方は必見です。

 

現在、新築で戸建てを建てる際にオール電化を選択する方、入居先のマンションやアパートがオール電化の物件というのも珍しくありません。

どんどんオール電化住宅は増えている状況です。とくに都市ガスが通っていない地域では顕著です。

プロパンガスが基本的には値段が高いので、オール電化住宅にしてしまおうという考えが多くなっています。
ガスを一切使わず、熱源をすべて電気で賄うのがオール電化住宅です。
オール電化住宅にお住まいの方は、必然的に電力使用量が増えるので、電力自由化への関心の高い方も多いのではないでしょうか。
ですが、オール電化住宅の新電力会社への電力切り替えは一筋縄ではいきません。
注意点が多数あるので気を付けましょう。

オール電化住宅の仕組みとは

オール電化住宅は、電力切り替えで安くならずに高くなるという話を聞いた方もいらっしゃると思います。まずは、オール電化住宅の電気料金の仕組みを見ていきましょう。
オール電化を導入するにあたってキーとなるシステムの一つに「エコキュート」と呼ばれる電気を使った給湯器があります。
エコキュートとは簡単に言うと、深夜に電気を作って貯めておくシステムです。
この深夜に電気を作るというところが、電力切り替えで安くならず高くなるケースがあるポイントとなります。
深夜の電気代というのは、電力会社からすると電気の仕入れ代が安いと言われています。
そもそも電気の仕入れ価格というのは、電気の需要に関係しています。
みんなが電気を一斉に使うタイミングは仕入れ価格が高騰しますし、逆にみんなが電気を使わない時間は仕入れ価格が安くなるのです。
すなわち、深夜の電気代の仕入れ価格が安いということです。
これを上手く利用して、東京電力や関西電力などの従来の電力会社は、オール電化プランを作っています。要するに、日中の電気代は高くして深夜の電気代は安くするプランです。

果たして対抗できる新電力はあるのか?

東京電力エリアを対象としている新電力会社でも、東京電力と同じように時間帯によって電気代を変化させるオール電化プランを採用している会社もありますが、全体のごく一部となります。
なぜごく一部の会社しかオール電化プランを採用していないのかというと、東京電力が設定している深夜の電気代が非常に安くて対抗できないからです。
新電力会社も深夜に電気を仕入れると安いのは間違いないのですが、東京電力などの従来の電力会社が送配電(電気を送る作業)をしているので、新電力会社はその費用を支払わなければなりません。
電気の仕入れ価格と送配電の費用を合わせると、東京電力などに太刀打ちできないような料金になってしまいます。
しかし、一部の新電力会社は東京電力などと同じか少し安いプランを採用しているケースもあるので要チェックです。
自分が、日中にどのくらいの電力量を使用しているのか、深夜にどのくらいの電力量を使用しているのかが重要になります。

2017年以降にオール電化契約している方はチャンスあり

とくに、2017年になってからオール電化住宅にお住まいになられている場合は削減の可能性が高いです。というのも、従来の電力会社もオール電化プランの価格を上げているケースがあるからです。

各電力会社のホームページなどから簡単にシミュレーションできるようになっているケースも多いので一度試してみてはいかがでしょうか。
オール電化住宅に住んでいるから、電力自由化は関係ないと思わず、切り替え可能な新電力会社を探してみる価値は十分にあると言えるでしょう。今後もオール電化プランを採用してくる新電力会社も増えてくると思われます。